スペイン車突入、容疑者の多くはモロッコ系 悲嘆に暮れる父親
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【8月20日 AFP】スペイン警察は19日も東部カタルーニャ(Catalonia)自治州バルセロナ(Barcelona)で発生した車突入事件の容疑者として、モロッコ系のユネス・アブーヤアクーブ(Younes Abouyaaqoub)容疑者(22)の行方を追った。
報道によると同容疑者は、バルセロナ繁華街のランブラス(Las Ramblas)通りで17日に突っ込んだワゴン車を運転していた人物とされている。
バルセロナの事件から数時間後の18日未明、海沿いの観光地カンブリルス(Cambrils)でも同様の襲撃があった。警察は襲撃犯5人を射殺。偽の爆弾ベルトを巻いている者もいた。
バルセロナとカンブリルスの両方の事件についてイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。ISがスペインで初めて行った攻撃とみられる。
捜査が進む中、フアン・イグナシオ・ソイド(Juan Ignacio Zoido)内相は攻撃の背後にいる組織は「解体された」と述べたが、地元当局はより慎重な姿勢を見せている。