【8月19日 AFP】フィンランド南西部トゥルク(Turku)で通行人らが次々に刃物で刺され2人が死亡した事件について警察は19日、「テロ攻撃」として捜査を進めており、容疑者はモロッコ国籍の18歳の男だと明らかにした。

 トゥルク中心部にある広場で18日に起きた事件では、2人が死亡、8人が負傷した。当初、負傷者は6人と発表されていたが、警察当局は19日、負傷者はイタリア人1人、スウェーデン人2人を含む8人と発表した。

 警察は声明で「当初、殺人事件として捜査していたが、昨夜に得た情報から、事件はテロの意図と企てによる殺人である可能性が示された」と発表した。

 事件が起きた直後、警察は刃物を振りまわしていた容疑者の脚を撃ち、身柄を拘束した。また19日未明にかけて、事件に関連してトゥルクのアパートで5人を逮捕した。(c)AFP