【8月19日 AFP】スペイン東部カタルーニャ(Catalonia)自治州のバルセロナ(Barcelona)で起きた車突入事件に巻き込まれたオーストラリア人女性が、6月には英ロンドン(London)と仏パリ(Paris)で起きた襲撃事件にも遭遇していたと、BBCラジオ5ライブ(Radio 5 Live)に語った。

 豪メルボルン(Melbourne)出身のジュリア・モナコ(Julia Monaco)さん(26)はBBCラジオ5ライブに「私はロンドン橋(London Bridge)で襲撃事件が起きたときにロンドンにいたし、ノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)で(警察官が襲われた)事件が起きたときにも現場にいた」と語った。

 モナコさんは、17日に発生した事件の当時の様子を振り返り、バルセロナ最大の繁華街ランブラス(Las Ramblas)通りを歩いていた人々に車が突っ込み、その車から人々が逃げ惑う中、友人たちと一緒に店舗内に避難したと話し、「何もかもうまくいってたのがあっという間に大混乱となった。みんなが叫び出したり、走り出したりした。窓から離れるように言われた」と語った。

 モナコさんたちは何が起こっているかも分からないまま伏せていたが、その場から離れることを許されると徒歩で宿泊先に戻ったという。

 モナコさんはこの夏、欧州を旅行中だが、今回のような事件に巻き込まれたのはこれで3度目になる。

 モナコさんがオーストラリアのラジオ3AWに語ったところによると、モナコさんは6月3日にロンドンで襲撃事件に遭遇し、その3日後にはパリでも同様の事件に遭遇していた。

 スペインではバルセロナとその近郊で相次いで車突入事件が発生し、その死傷者の出身国・地域は米国、フランス、ドイツ、中国、オーストラリア、ペルーなど少なくとも34に上っている。(c)AFP