シャーロッツビル犠牲者の母 「トランプ大統領と話すつもりはない」
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【8月19日 AFP】米バージニア(Virginia)州シャーロッツビル(Charlottesville)で今月12日に白人至上主義者らによる集会の参加者とこれに反対する人々が激しく衝突し、白人至上主義者とみられる男が運転した車が突入して女性が死亡した事件で、亡くなった女性の母親は18日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と話をするつもりはないと語った。
死亡したヘザー・ハイヤー(Heather Heyer)さん(32)の母親、スーザン・ブロ(Susan Bro)さんは米ABCテレビの番組「グッドモーニングアメリカ(Good Morning America)」でインタビューに応じ、今週ホワイトハウス(White House)から数回にわたって電話があったことを明らかにした。
ブロさんは、最初の電話はハイヤーさんの葬儀のさなかにかかってきたようだが、葬儀で非常に疲れて家で休んでいたため、後でトランプ大統領に連絡しようと思っていたと語った。
しかしトランプ氏が15日の記者会見で、事件の責任は白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(KKK)」などと同じように人種差別や白人至上主義に反対するデモに参加していたハイヤーさんのような人たちにもあると発言した映像をテレビで見て考えが変わったという。
ブロさんは「私は今、大統領と話をするつもりはありません。すみませんが。彼が私の子についてあんなことを言った後では」と語った。(c)AFP