在中外国人向け「淘宝」お買い物サービス好評、 1年で注文60万件 上海のアメリカ人3人が起業
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【8月22日 CNS】中国・上海(Shanghai)在住の3人のアメリカ人が1年前、マンションの一室で立ち上げた「Baopals」。中国語のみで取引を行うインターネットショッピングサイト「淘宝(タオバオ、TaoBao)」で、中国に住む外国人が買い物をする手伝いをするサービスを提供している。
ジェイとチャーリーが起業の実務担当、タイラーは技術担当で、ホームページの作成から事務所内のIT設備のすべてをセットアップした。すでに2万人のユーザーを抱え、これまでに受けた注文は10万件超、取り扱った商品は60万個に上る。スタートアップ当初の3人から、今では従業員30人を抱えるビジネスに成長した。起業当初のマンションはすでに引き払い、今はオフィスビルに入居する。
以前、復旦大学附属中学(High School Affiliated to Fudan University)でマクロ経済学を教えていたチャーリーは、「淘宝」と聞くと頭痛がしたという。「淘宝のことは知っていたけど、自分ではできなくていつも同僚に頼んで買ってもらっていた。でも申し訳ないから、普段はあまり利用しなかった。時には生徒にお願いすることもあったよ。マスコミで騒がれている色んな偏見もあって、外国人は淘宝をあまり信用していないんだけど、実際に使ってみると思っていたのと全然違った」と話す。
そこでジェイとチャーリーは、外国人の淘宝に対する誤解を解きたいと思うようになった。「中国のインターネットショッピングは世界でもトップレベル。注文したらその日のうちに手に入る。アメリカじゃ想像もできないよ。アマゾン(Amazon)だってここまで速くはない」
一度使い始めると、淘宝は外国人にとっても魅力的だったようで、Baopalsのユーザーは1人あたり平均で14.9のウエブページを開く。滞在時間は10分44秒。レディース・ファッション、インテリアと電子製品が人気だ。ジェイの統計によれば、ユーザーが最もよく検索するキーワードは「自転車、シャオミ(Xiaomi)、iPhone、ゲーム、靴、PS4」これらに続いて人気なのは「ハロウィンのコスプレ衣装」「セクシーファッション」だった。(c)CNS/JCM/AFPBB News