おじから暴行受け妊娠の10歳女児、中絶認められず出産 インド
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【8月17日 AFP】インドで、おじから性的暴行を受けて妊娠し、最高裁が中絶手術を認めなかった女児(10)が、女の子の赤ちゃんを出産していたことが分かった。医師らが17日、明らかにした。
法的な理由により名前が明らかにされていないこの女児は、過去複数回、おじから性的暴行を受けていたとされる。このおじはすでに逮捕されている。
インドの法律では妊娠20週を過ぎた場合、母体に命の危険がある時にのみ中絶を認めているが、女児はこの期間を過ぎていたため、両親が裁判所に手術の許可を求めた。しかし最高裁は先月、手術を認めない判断を下していた。
同国北部チャンディガル(Chandigarh)でAFPの電話取材に応じた医師は、女児が帝王切開で体重2200グラムの子どもを出産し、母子共に容体が安定していることを明らかにした。医師によると手術は問題なく進み、これまでのところ合併症などもないという。また、現在子どもは新生児集中治療室に入れられているとしている。
PTI通信(Press Trust of India)の報道によると、女児は自分が出産したことを認識しておらず、両親は生まれた子どもを養子に出すことに決めたという。(c)AFP