中国銀聯カード、年内にロシア全域の8割を網羅
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【8月20日 CNS】銀聯国際(China UnionPay International)が14日発表したところによると、同社はロシア第二大銀行のVTB24銀行との業務提携を深め、同行のすべてのATMで銀聯カードを使用できるようにする。年内に12万台のPOS端末で銀聯カードが受理され、ほとんどのロシアの小売り店舗で中国銀聯のモバイル決済サービス「雲閃付(QuickPass)」が開通される見込みだ。ロシア4大銀行による銀聯カードでの受け入れが全面的に開通することになり、今年末には現地での銀聯カードの使用範囲が8割以上に引き上がる。
VTB24銀行は主にモスクワ(Moscow)、サンクトペテルブルク(St. Petersburg)、シベリア(Siberia)などの地域の旅客鉄道のほか、航空会社、スーパーマーケット、レストラン、観光スポットなどを網羅する。今回の提携によって、観光客が支払いを行う上で便利なサービスを提供でき、地元住民の銀聯カードの使用促進にもつながる。
ロシアは「一帯一路(One Belt One Road)」沿線国の大きな主要な市場で、銀聯カードの受け入れネットワークは、インターネットを含め広い。現地ではすでに50万台を超えるPOS端末と9万台の現金自動預払機ATMで銀聯カードを使うことができる。一部店舗では「雲閃付」サービスも開通され、保有者はスマートフォンでの支払いも簡単にできる。アエロフロート・ロシア航空など航空会社の公式サイトでも銀聯カードを使用できるようになった。
ロシアでは、銀聯カードを使用する消費者が増えている。現地の9行は累計90万枚の銀聯カードを発行した。ロシア現地行が発行した銀聯カードが、60か国や地域で頻繁に使われている。7月上旬には、銀聯国際とロシア国家決済システム(NSPK)との協力も実質的な進展があり、ロシア農業銀行(Russian Agricultural Bank)が銀聯と連携したデビットカードを発売したことで、使用範囲がロシア国内から160以上の国と地域へと拡大され、ロシア住民のクロスボーダー決済が大幅に便利になった。(c)CNS/JCM/AFPBB News