【8月16日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は15日、バージニア(Virginia)州で発生した白人至上主義者らと反対派との衝突事件を受けた自身の反応について質問した記者らに対し、怒りをあらわに反論し、同事件については「双方に非がある」と発言した。

 ニューヨーク(New York)のトランプタワー(Trump Tower)でインフラ施策の発表に臨んだ大統領は、報道陣からバージニア州シャーロッツビル(Charlottesville)で12日に発生したこの事件に関する質問を受け、「出来事には2つの側面があるものだ」と言明。

 さらに、事件から2日後の14日になるまでヘイト(憎悪)団体を非難する姿勢を明確に示さなかった理由を問われると、あらゆる事実が出そろわないうちに「早まった声明」を出さないよう、慎重を期すためだったと主張した。

 またこの事件で、人種差別反対を訴えるデモ隊に車で突入し、女性1人を死亡させたナチス・ドイツ(Nazi)同調者とされる男については、「彼自身、彼の家族、ひいては国家の恥だ」と形容した。(c)AFP