オバマ氏が寛容訴えたツイート、230万超の「いいね」 米衝突で
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【8月15日 AFP】米バージニア(Virginia)州シャーロッツビル(Charlottesville)で白人至上主義者らと反対派が衝突し死傷者が出た事件を受け、バラク・オバマ(Barack Obama)前大統領がツイッター(Twitter)で人々に寛容を呼び掛けたところ、14日までに230万を超える「いいね」を集めている。ドナルド・トランプ(Donald Trump)現大統領が直後に白人至上主義者の直接の非難を避けて批判を浴びたのと対照的に、史上3番目の人気ツイートとなっている。
オバマ氏はツイートで、南アフリカの故ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領が述べた「肌の色や出自、信仰の違いで他人を憎むように生まれついた人などいない」という言葉を引用した。
ツイッター分析サイトのファブスター(Favstar)によれば、オバマ氏のこの投稿は14日時点で230万以上の「いいね」が付き、その後も増え続けている。
「いいね」されたツイートの数としては、米人気歌手アリアナ・グランデ(Ariana Grande)さんが今年5月に英マンチェスター(Manchester)のコンサート会場で発生した自爆攻撃を受けて書き込んだ「心の底から、とても残念に思う」、有名タレントのエレン・デジェネレス(Ellen DeGeneres)さんが2014年の米アカデミー賞(Academy Awards)授賞式で自撮り(セルフィー)した写真に次いで史上3番目に多い。リツイートも98万回されている。
一方、トランプ大統領は当初、白人至上主義者の名指し非難を避けたため激しい批判を浴び、14日になって「偏狭の名の下で暴力を広める者」を糾弾した。(c)AFP