ナダルの世界1位返り咲きが決定、3年ぶり復帰は「特別」
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【8月15日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は14日、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)のウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2017)欠場を受け、2014年7月以来3年ぶりに世界ランキング1位に返り咲くことが決まった。
現在世界ランク3位のフェデラーは、ドイツのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev)に決勝で敗れたロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2017)の大会期間中に背中を痛めたとし、米シンシナティ(Cincinnati)で今週開催されるウェスタン&サザンオープンを見送る決断を下した。
今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)覇者のフェデラーは、来週発表の最新ランキングでナダルの王座復帰を阻止できる唯一の選手だった。
世界2位のナダルはこの日、「そのような位置にいられるのは特別なこと。私はこの競技に情熱と愛を持っている。だからこそ、この立ち位置に再び戻ってくることができたのだと思う」と喜びを明かした。
今季は全仏オープンテニス(French Open 2017)を制し、四大大会(グランドスラム)通算優勝回数を15に伸ばした31歳のナダルは、臀部(でんぶ)のけがでロジャーズ・カップとウェスタン&サザンオープンを欠場する現王者のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を抜いて頂点に立つ。
2008年8月に初めて世界ナンバーワンになり、計141週間にわたりトップに君臨したが、その後は膝などの故障に苦しみ、自身が王座返り咲きを果たすのは困難との見方を示したこともあったナダルは、「もし不安がないのなら、それは傲慢(ごうまん)になっているということだ。私はそういう人間ではない」と続けた。
「若い世代も上がってきている。世界1位に返り咲くのは非常に難しいことだ」 (c)AFP/Jim SLATER