T・スウィフトさん、セクハラ裁判で勝訴 元司会者から痴漢被害
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【8月15日 AFP】(訂正)米人気歌手のテイラー・スウィフト(Taylor Swift)さん(27)が写真撮影中に元ラジオ司会者から体を触られたと訴えた裁判で、米コロラド(Colorado)州デンバー(Denver)の連邦裁判所の陪審は14日、スウィフトさんの訴えを認める評決を下した。スウィフトさんには、損害賠償として求めていた1ドル(約110円)が支払われることになった。
裁判でスウィフトさんは、2013年にデンバーのペプシ・センター(Pepsi Center)で行われたコンサート前、当時ラジオ司会者だったデービッド・ミュラー(David Mueller)氏と一緒に写真を撮影した際、ミュラー氏にスカートの下から臀部(でんぶ)を触られたと主張していた。
評決後、スウィフトさんは声明を出し、裁判所に謝意を表するとともに、弁護団は「私や、性的暴行の被害に声を上げられないでいる人のために戦ってくれた」とたたえた。今後、同じような被害に遭った人の声が聞かれるようにしたいとして、性的暴行の被害者を支援する複数の団体に近く寄付する考えも示した。
ミュラー氏は、スウィフトさんの主張は事実ではないとし、それによって職を失ったとしてスウィフトさんを提訴していた。しかし、この訴えは先週、ミュラー氏にはスウィフトさんに損害賠償を求められる証拠がないとして、裁判所の判事から棄却されていた。(c)AFP