小惑星、10月中旬に地球最接近 衝突の恐れなし
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【8月11日 AFP】欧州宇宙機関(ESA)は10日、家1軒ほどの大きさの小惑星が10月12日、地球に接近すると発表した。月の軌道の内側を通過するものの、地球に危険が及ぶ可能性はないという。
ESAによると、小惑星は地球から約4万4000キロの位置まで接近。これは地球から月までの距離の約8分の1に相当する。静止衛星は高度約3万6000キロの位置にあるため、小惑星と衝突する恐れはない。
ESA地球近傍天体研究チームのデトレフ・コシュニ―(Detlef Koschny)氏はAFPの取材に対し、「この天体が地球に衝突する可能性は、確実にない」と述べている。
「2012 TC4」と呼ばれる小惑星は、2012年10月に初めて地球付近を通過。その際の最接近距離は今回の2倍ほど。小惑星の直径は約15~30メートルで、発見時の移動速度は秒速14キロだった。
小惑星が今年地球に再接近することは予測されていたが、最接近時の距離ははっきりしていなかった。(c)AFP/Mariëtte Le Roux