【8月2日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が、北朝鮮による核弾頭が搭載可能な長距離弾道ミサイルの開発を容認するくらいなら、同国を破壊するための戦争も辞さないと語っていたことが分かった。トランプ氏と面会した共和党のリンゼー・グラム(Lindsey Graham)上院議員が1日、明らかにした。

 共和党の有力議員で外交面では強硬派のグラム議員は、米NBCテレビの番組「トゥデー・ショー(Today Show)」に出演し、「軍事的な選択肢はある。それは北朝鮮の(核・ミサイル開発)計画と北朝鮮自体を破壊することだ」と述べた。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は先週、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験が成功し、米本土全域を射程に収めたと豪語していた。

 グラハム氏は、外交努力、特に北朝鮮の隣国である中国による圧力で北朝鮮の計画を中止させられなければ、米国は破壊的な軍事行動を起こすしか選択肢がなくなると強調。トランプ氏と話し合った内容として「20年も対応を先延ばしにしてきた。北朝鮮がICBMで米本土を狙い続けようとするなら、北朝鮮と戦争になる」「彼(トランプ氏)は私にそう言った。彼を信じている」と語った。(c)AFP