米劇作家・俳優のサム・シェパード氏死去 73歳
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【8月1日 AFP】米国の劇作家・俳優で、現代米国人の生活の裏にある闇を描き出した作品で知られるサム・シェパード(Sam Shepard)氏が死去した。73歳だった。シェパード家の広報担当者が7月31日、明らかにした。
シェパード氏は、劇作家としてピュリツァー賞(Pulitzer Prize)を受賞したほか、俳優としてアカデミー賞(Academy Award)にノミネートされたこともある。
AFPの取材に応じた広報担当者によると、シェパード氏は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の合併症により、27日にケンタッキー(Kentucky)州の自宅で家族に囲まれて息を引き取った。
シェパード氏は生前、50本近くの戯曲を執筆。1979年に「埋められた子供(Buried Child)」でピュリツァー賞戯曲部門を受賞したほか、1984年には映画『ライトスタッフ(The Right Stuff)』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。
同氏はその後も、ドリー・パートン(Dolly Parton)やジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)らと共演した『マグノリアの花たち(Steel Magnolias)』、2001年の戦場映画『ブラックホーク・ダウン(Black Hawk Down)』、メリル・ストリープ(Meryl Streep)らと共演した2013年の家族劇『8月の家族たち(August: Osage County)』など、数々の映画に俳優として出演した。
脚本を手がけたハリウッド(Hollywood)作品としては1970年の『砂丘(Zabriskie Point)』や、1984年のカンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)でコンペティション部門最高賞のパルムドール(Palme d'Or)を獲得した『パリ、テキサス(Paris, Texas)』がある。(c)AFP/Jennie MATTHEW