メキシコ、密入国者150人保護 業者が道端に放置
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【7月30日 AFP】(更新)メキシコのベラクルス(Veracruz)州タンティマ(Tantima)で29日、空調設備が整っていないトレーラーに押し込まれて米国に密入国する途上で、道端に放置されていた中米出身者150人近くが保護された。
当局は当初、トレーラーの中に放置されていた178人が救出されたと説明していたが、連邦当局は後の発表で、保護されたのは147人で、密入国業者によって車外に連れ出され、水や食料がない状態で道端に放置されていたと訂正した。
メキシコの入国管理当局によると、移民らはホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグアの出身者だった。48人が未成年者で、うち14人は保護者が同伴していなかった。
23日には、米テキサス(Texas)州サンアントニオ(San Antonio)で、スーパーマーケットの駐車場に止めてあった大型トレーラーに移民が閉じ込められ、10人が死亡する事件が起きた。当局によれは、このトレーラーには最大で200人が押し込められていた可能性があり、多くが病院へ搬送された。(c)AFP