【8月4日 CNS】中国鉄路(China RailwayCR)コンテナ青島(Qingdao)中心駅。

 長い汽笛とともに、東南アジア諸国連合(ASEAN)までを鉄道で結ぶ国内初の船車連絡列車が7月27日、隣接した中国・山東省(Shandong)の膠州駅から、ゆっくりと走り出した。列車は、膠州市(Jiaozhou)や済南市(Jinan)、広西省(Guangxi)南寧市(Nanning)などを経由し、ベトナムのハノイ(Hanoi)など東南アジア方面へ向かう。

 記念すべき1本目の列車には、35個のコンテナが積み込まれた。貨物は主に韓国から青島を経由し広西省憑祥市(Pingxiang)へ輸入される電子製品と、山東省のイ坊(Weifang)地区で生産された電子部品や建築商品など。

 列車は、ASEANなどとの多くの経済圏を結ぶ。当初は毎週1本、半年後から徐々に週2本に増やし、列車の運行の安定を待って往復列車を投入する見通しだ。(c)CNS/JCM/AFPBB News