エルサレム聖地で衝突、100人けが ボイコット終了も対立続く
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【7月28日 AFP】中東エルサレム(Jerusalem)にあるユダヤ、イスラム両教の聖地で27日、イスラエル警察とパレスチナ人の衝突が発生し、パレスチナ赤新月社(Palestinian Red Crescent)によると敷地内とその周辺で合わせて100人前後がけがをした。
イスラム教徒には「ハラム・シャリーフ(Al-Haram Al-Sharif)」、ユダヤ教徒には「神殿の丘(Temple Mount)」と呼ばれるこの聖地では、イスラエルが新たに導入した警戒措置に反発したイスラム教徒が立ち入りを拒否していたが、イスラエル側が警戒措置を解除したため、この日は数千人のイスラム教徒が午後の礼拝に訪れていた。
聖地周辺のある地域では、警官隊が群衆の中に入ったところ衝突が発生。パレスチナ人側はペットボトルを投げ、イスラエル当局側が威嚇用手投げ弾を発射した。イスラエル警察によると、敷地内では警官への投石もあったという。
イスラエルは、聖地近くで今月14日にイスラエル警官2人が殺害された襲撃事件を受け、金属探知機の設置を含む新たな安全対策を実施。パレスチナ人はこれに抗議し、聖地への立ち入りを2週間にわたりボイコットしていた。(c)AFP/Shatha Yaish and Joe Dyke