【7月31日 CNS】中国・北京(Beijing)中関村(Zhongguancun)に登場し話題を集めた「お昼寝ボックス」だが、北京警察によると、公安機関はこのシステムを問題視しており、北京のある企業が開発したこの「お昼寝ボックス」に対して調査を行った。

 このカプセルは身分証明書などの登録が不要で、犯罪者などの潜伏場所に利用される恐れがあり、また、密閉式のカプセルは内部の空間が狭く、火災発生の際に避難が難しいなど、治安と消防の両面で危険な要素があるとした。

 北京市公安局治安管理部門は、運営企業の責任者に事情聴取を行った。関連法規を説明し、必要な法的手続きを取ること、また、経営許可証を取得しなければ直ちに調査、処分すると通告。企業の責任者は、今回の指導について公安機関に非常に感謝していると述べ、すぐに法的手続きを取るとした。この企業が経営していた市内16か所の営業を停止し、カプセルの解体作業に取り掛かった。(c)CNS/JCM/AFPBB News