コロンビア最大ゲリラ、9月に政党化 市民社会への統合前進
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【7月25日 AFP】南米コロンビア最大の左翼ゲリラ組織コロンビア革命軍(FARC)は24日、9月1日をもって政党に正式に移行すると発表した。政府側と昨年合意した和平協定の一環である市民社会への再統合で、大きな一歩となる。
FARCのティモレオン・ヒメネス(Timoleon Jimenez、通称ティモチェンコTimochenko、本名ロドリゴ・ロンドニョRodrigo Londono)最高司令官はツイッター(Twitter)に「コロンビアに必要な民主主義の幕開けが近づいている。9月1日にわれわれの党を設立する」と書き込んだ。FARCは1か月ほど前に武器の引き渡しを完了している。
FARCより規模の小さい左翼ゲリラ組織「民族解放軍(ELN)」はまだ和平に合意していないものの、FARCの政党化は半世紀以上にわたって続き26万人が犠牲になった内戦の終結を確実にするものとなる。
新政党の政策や名称は8月末の大会で決める予定。(c)AFP