マティス米国防長官、IS最高指導者の死亡説を否定
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【7月22日 AFP】死亡説が出ているイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者について、米国のジェームズ・マティス(James Mattis)国防長官は21日、記者団に対し、まだ生存していると思うと述べた。
この数か月間、バグダディ容疑者が死んだという根強い未確認情報が飛び交っている。在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は先週、シリアのデリゾール(Deir Ezzor)県にいるISの幹部レベルからの情報として、バグダディ容疑者は死亡したと述べた。
ロシア軍は6月半ば、5月に実施したシリアへの空爆でバグダディ容疑者が死亡した可能性について確認を試みていると発表していた。
米政府はバグダディ容疑者に2500万ドル(約28億円)の懸賞金をかけている。同容疑者は表立った行動を避け、イラクとシリアのISの拠点を定期的に移動しているとされる。(c)AFP