中国・今年上半期の漁獲量は18%減少 休漁期間延長が影響
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【7月21日 CNS】中国農業部によると、今年上半期の国内の漁獲量は去年より18%少なかったことが分かった。
中国では2017年、「史上最厳」の休漁制度を実施した。従来の制度は6月1日から休漁となるが、新制度の下では1か月前倒しして開始した。さらに、漁法ごとの休漁期間についても、最短でも3か月となり、従来の2か月から延長された。また、休漁が適用される漁法の種類についても、対象が拡大された。
今年に入ってから、中国の水産業の伸びは鈍化しており、漁獲量および上半期の水産品生産量は前年より0.58%増加、成長率は2.45ポイント低下した。
また、農業部が公表したデータによると、今年に入ってから国内の農業・農村経済は安定しており、品質の向上、改革、食品安全などの面では発展がみられ、産業構造はまた一歩前進したと言える。
「安全食品」や「高品質農産品」の供給量が増加しており、農業構造が明らかに改善されたことがわかる。
大豆、雑穀雑豆、良質な牧草などの供給不足の品種はそれぞれ約4000平方キロメートル、3300平方キロメートル、1800平方キロメートルずつ増える見込み。
家畜養殖に関しては、分散・小型の養殖場をやめたことで、量産化率は56%に上った。量産養殖は、畜産品の主力商品となっている。農産品の品質安全に関しては、抜き取り検査に対する全体の合格率が97.6%に達した。農産品の重大な品質安全事件と区域性の重大動物疫病などは発生していない。(c)CNS/JCM/AFPBB News