「ウォーキング・デッド」スタントマンが撮影現場で事故死 制作一時中止に
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【7月15日 AFP】米人気ドラマシリーズ「ウォーキング・デッド(The Walking Dead)」のスタントマン、ジョン・バーネッカー(John Bernecker)さんが撮影現場で落下して死亡したことを受け、ハリウッド(Hollywood)で14日、関係者らが哀悼の意を表した。同シリーズを制作しているテレビ局は、制作の一時中止を発表している。
米芸能誌ハリウッド・リポーター(Hollywood Reporter)は当局の話として、バーネッカーさんは12日、高さ6.7メートルの撮影セットのバルコニーからコンクリートの床に頭から落下し、搬送先の病院で死亡したと報じている。
芸能情報サイトTMZによると、助監督は警察に対し、バーネッカーさんはバルコニーから落ちる際、安全マットから「わずかに」それていたため、手すりをつかんで落下を阻止しようとしたという。
同シリーズの制作を手掛ける米ケーブルテレビ局のAMCは声明で、ジョージア(Georgia)州で撮影している同作の制作を一時中止することを発表した。
バーネッカーさんは、映画『LOGAN/ローガン(Logan)』『ワイルド・スピード ICE BREAK(The Fate of the Furious)』などでもスタントをこなしていた。バーネッカーさんが所属していた俳優・芸能人ら16万人から構成される組合「SAG-AFTRA」は声明で、同氏は「熟練のスタントマン」だったとして、「今回の悲劇と仲間の早すぎる死には胸が痛む」と述べている。(c)AFP