米国、パナマに放置した化学爆弾を年内に処理
このニュースをシェア
【7月15日 AFP】米政府は、数十年前にパナマに置き去りにした第2次世界大戦(World War II)時代の化学爆弾8個を処理する計画だ。パナマ政府が14日、発表した。この計画は化学兵器禁止機関(OPCW)が支援する。
パナマ外務省によると、米国はパナマ政府との合意の下、今年後半に8個の爆弾を処理する予定だ。
米国は、パナマ運河(Panama Canal)が開通した1914年から1999年までパナマに軍事基地を置いていた。爆弾の処理は当初、2013年に予定されていたが、米国が資金を準備できなかったため実現しなかった。
パナマの団体らは、米国がパナマに大量の武器を捨てていったと訴えている。パナマ運河の流域10ヘクタール以上に不発弾が投棄されているとの試算もある。(c)AFP