【7月11日 AFP】(更新、写真追加)カシミール(Kashmir)地方のインド実効支配地域で10日、ヒンズー教徒の巡礼者らが乗っていたバスが武装勢力による攻撃を受け、7人が死亡、14人が負傷した。警察がAFPに明らかにした。

 巡礼者らの警備を担当していた中央警察予備隊(CRPF)によれば、銃を所持した武装勢力は最初に検問所で発砲したが、ここでは負傷者は報告されていない。またCRPFは声明で、「戦闘員はさらに巡礼者らが乗ったバスをバティング(Batingu)で襲撃し、アルワニ(Arwani)方面へ逃走した」としている。

 毎年この時期には、大勢のヒンズー教徒がカシミール地方にある標高約3900メートルのアマルナート(Amarnath)洞窟を目指して山道を巡る。CRPFによれば、襲撃を受けた巡礼者らは同国西部グジャラート(Gujarat)州から同地を訪れていたという。

 ニューデリー(New Delhi)に拠点を置く治安当局関係者はAFPに匿名で取材に応じ、「イスラム主義の容疑者など、あらゆる角度から」捜査を行っていることを明らかにした。(c)AFP