マンUに正式加入のルカク、ポグバに触発され移籍決断
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【7月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は10日、エバートン(Everton)からロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)を正式に獲得した。移籍金は推定7500万ポンド(約110億円)で英国クラブ間では史上最高額となる。契約は5年で、週給は20万ポンド(約2900万円)以上とみられている。
同日、米ロサンゼルス(Los Angels)でユナイテッドのトレーニングに合流したルカクは、今回の移籍はポール・ポグバ(Paul Pogba)の移籍に触発されたものだと明かした。
ユナイテッドが5試合を行う米国遠征を控え到着したカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のドレイク・スタジアム(Drake Stadium)で、ルカクはリラックスした様子をみせてファンへのサインや写真撮影に応じていた。
早くも馴染んだ様子をみせたルカクは、ポグバや他のチームメートとパス練習などを行った。
加入後初となるユナイテッドのテレビチャンネルによるインタビューに臨んだルカクは、オールド・トラフォード(Old Trafford)に行くことを決断させたのは、昨年ポグバが移籍したのを目にしたからだと明かした。
同じ代理人がついているポグバとルカクは親友同士で、契約締結前は米ビバリーヒルズ(Beverly Hills)で一緒に休暇を過ごしていた。
15日に行われるロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)との遠征初戦でデビューを飾る可能性もあるルカクは、ポグバが今回の移籍で「大きな役割を果たした」と明かした。
「彼は親友の一人で、隣人でもあるんだ。日常的に一緒にいて、どんな感じなのかを教えてくれた。昨シーズンに彼がユナイテッドと契約したとき、それを目にして、頭の中で何かが引き起こされた。チャンスが来たら、拒否なんてするつもりはなかった」
「クラブの規模の大きさも、トロフィーへの貪欲さもわかっている。キャリアの終わりに、常にトロフィー獲得を目指すチームでプレーしたと言いたいし、それはクラブがこれまでずっとやってきたことだ」
ユナイテッドのモウリーニョ監督は、チェルシー(Chelsea)で2度目の指揮を執った2014年に、ルカクをエバートンに放出しているが、再び師弟関係を結ぶことになる。
ルカクは「かなり楽しみにしているし、一番興奮している部分だ。監督と自分は本当に良い関係を築けていてるし、10歳の頃から彼の下で働きたいと思っていた。24歳で彼の下で働ける機会を得て、タイトル獲得に向けた彼のプランに入れることはエキサイティングなことだ」とコメントしている。(c)AFP