ナダル、5大会ぶりウィンブルドン8強ならず 約5時間死闘の末敗退
このニュースをシェア
【7月11日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)は10日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第4シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は3-6、4-6、6-3、6-4、13-15で第16シードのギル・ミュラー(Gilles Muller、ルクセンブルク)に敗れ、準々決勝進出はならなかった。
先月の全仏オープンテニス(French Open 2017)では自身10回目の優勝を果たしたナダルだったが、ウィンブルドンでは苦戦が続いており、出場5大会連続で4回戦突破を逃す結果となった。
2008年、2010年大会覇者のナダルは試合後「非常に手ごわい相手に対し、自分のベストの試合ではなかった」、「彼がよくやったと思う。特に第5セットでは素晴らしいプレーをしていた。私も最後の一球まで戦ったけどね」と語った。
95分に及ぶ最終セットでは、ナダルが第10ゲームで2度、第20ゲームでも2度にわたりマッチポイントをしのいだ。一方のミュラーはその間、第13ゲームで1本、第19ゲームでは4本のブレークポイントのピンチを切り抜けた。
試合を通して16本中2本のブレークポイントしか生かせずも、終始ミュラーのサービスゲームについていったナダルだったが、最後は自身のショットがアウトして力尽きた。4時間48分の死闘を制し、試合後には「疲れた」と漏らした34歳のミュラーは13日、自身初のウィンブルドン準々決勝で第7シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)と対戦する。(c)AFP/Dave JAMES