ファラーが男子3000mで快勝、トンプソンは特製スパイクで女子100m制す
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【7月10日 AFP】陸上、ダイヤモンドリーグ(IAAF Diamond League 2017)第9戦のロンドン大会(The Muller Anniversary Games)は9日、男子3000メートルが行われ、モハメド・ファラー(Mohammed Farah、英国)が快勝を飾った。
五輪と世界陸上(IAAF World Championships in Athletics)で5000メートルと1万メートルの2冠を2度ずつ達成しているファラーは、3週間後に迫る第16回世界陸上ロンドン大会(16th IAAF World Championships in Athletics London)での最後のトラックレースを前に見事な走りをみせた。
一方でファラーは、自身の医療記録がロシアのハッカー組織ファンシー・ベアーズ(Fancy Bears)に先週ハッキングされ、これがメディアに流れた件について、競技外のことは気にはならないと語った。
「他のことに気を散らされたりはしない。自分の脚をコントロールしているだけだ。これからもずっと検査で落ちることはない。毎年毎年楽しみながら走っているし、それ以上のことはない。表彰台に上がり、国歌を聴いて、英国人であることをみんなに誇ってもらうことが好きだ。自分のしていることが好きだし、得意だ。それ以外のことを心配するはずもない」
女子100メートルでは、リオデジャネイロ五輪で短距離2冠を果たしたエレーン・トンプソン(Elaine Thompson、ジャマイカ)が、トレーニング用のようなシューズを履きながらも、ダフネ・シパーズ(Dafne Schippers、オランダ)をゴール前でとらえて勝利した。
シューズについて「スパイクはついてますが、かなり小さいんです。私専用に作られていてとても軽いシューズです」と明かし、「世界陸上が楽しみです。ロンドン(London)にジャマイカの方がいっぱいいますし、地元でやるような感じなので」と続けた。(c)AFP