【8月23日 MODE PRESS WATCH】大丸松坂屋百貨店は、アフリカ・コンゴ共和国のおしゃれ男性集団「サプール(SAPEUR)」にフィーチャーした写真展を、9月から開催する。大丸創業300周年を祝う企画の一環として、全国の大丸・松坂屋4店舗を巡回する。

 今なお内戦の続くコンゴで、90年以上続く独自文化「サプール」。世界最貧国の1つと言われる暮らしの中、1ヶ月の収入をはるかに上回る高額なブランドスーツに身をまとい、街を練り歩く男たちが、ファッションを通して平和のメッセージを発信している。サプールは、「愉快でエレガントな集団」を意味するフランス語の略称。“武器ではなく、ファッションを”選ぶという「非暴力」の精神をポリシーに掲げた独自のスタイルや生き方は世界から注目を集め、日本でも写真集が人気を集めている。

 今回開催される写真展では、「サプール」を撮り続ける写真家 SAP CHANO(茶野邦雄)の写真200点以上をムービーと共に展示。茶野は、日本人写真家として初めて現地に飛び特写したことで知られている。“服が汚れるから戦わない”という哲学を持った彼らの、平和主義でエレガントなスタイルを堪能して。

■展覧会概要
「THE SAPEUR サプール写真展」~平和をまとった紳士たち~
会場・期間:
・大丸心斎橋店:9月7日~18日/北館14階イベントホール
・松坂屋名古屋店:9月13日~25日/南館1階オルガン広場
・大丸東京店:9月28日~10月10日/11階催事場
・大丸札幌店:10月18日~30日/7階ホール
入場料:一般500円 ※中学生以下無料
(c)MODE PRESS