【7月6日 MODE PRESS WATCH】デザイナー/アーティストの吉岡徳仁(Tokujin Yoshioka)は京都の将軍塚青龍殿にて、特別展「ガラスの茶室 - 光庵」を開催している。9月10日までの本展示終了後は、国内外の会場を巡回予定。

「ガラスの茶室 - 光庵」は、2011年に開催された第54回ヴェネツィア ビエンナーレ国際美術展 Glasstress 2011にて、建築プロジェクトとして発表。構想からおよそ5年、2015年春に京都・フィレンツェの姉妹都市提携50周年を記念し、京都の天台宗青蓮院門跡境内、将軍塚青龍殿の大舞台にて展示されている。透明なガラスで構築された茶室という小宇宙的な空間から、自然と一体化することで、日本の思想・文化の根源を問う作品だ。

 展示場所となった将軍塚青龍殿は、標高220メートルの高台にある景勝地。京都の街を一望でき、空気の澄んだ冬季の晴れた日には比叡山や大阪まで見渡すことができる。茶室の中は、“光の花”と呼ばれる7色の光が映し出される構造になっており、季節や天候、時間帯によって様々な景色を見ることができるという仕掛けだ。有名な茶室を国内で見られる機会は、残り僅か! 夏のバケーションで京都に行く予定があれば、ぜひ足を運んでみて。

■展覧会概要
ガラスの茶室 - 光庵
期間:開催中~9月10日まで 無休
時間:9:00~17:00(16:30 受付終了)
会場:将軍塚青龍殿
住所:京都府京都市山科区厨子奥花鳥町28
電話:075-771-0390
拝観料 : 500円

■関連情報
・吉岡徳仁 公式HP:www.tokujin.com
・将軍塚青龍殿 公式HP:www.shogunzuka.com
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