【6月30日 AFP】イラク軍幹部は30日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の拠点である同国第2の都市モスル(Mosul)を「数日以内」に奪還するとの見通しを示した。

 モスルでAFPの取材に応じたアブドルガニ・アサディ(Abdulghani al-Assadi)陸軍中将は、「数日以内にダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)に対する最終的な勝利を宣言できるだろう」と語った。

 現在ISはモスル旧市街のごく一部のエリアに追い詰められているが、通りが狭く、民間人も取り残されているため、奪還作戦の展開は危険を伴うものとなっている。

 アサディ中将によると市内に残っているISの戦闘員は200~300人で、そのほとんどが外国人とみられるという。(c)AFP