【7月9日 CNS】世界中餐業連合会(World Federation Of Chinese Catering IndustryWFCCI)とプーアル学院(Pu'er University)は共同で、「2017年中国飲食産業発展報告」を発表した。焦点は、外食産業の発展とそれに伴う問題だ。

 第1のポイントは、中国国内の外食産業は黄金期を迎えている点を挙げている。1980年から2016年までのサービス業の伸び率は年平均17%を超え、GDPに占める割合は、22.3%から51.6%に伸びた。外食業は国の発展を担う産業のひとつとなった。

 また、国内における外食産業の2016年度の収入額は3兆5800億元(約59兆円)で、社会・生活消費関連売上げ総額の10.77%を占めた。第2のポイントとして、飲食業は「高品質・高収益型」へモデルチェンジし、新しい商品や技術の発展へ向かっていることを指摘した。

 第3のポイントは、市場が標準化を進める時期にあるということを挙げている。外食産業とはすなわちサービス業であり、外食市場の秩序とサービスレベルは、その国や地域のイメージにつながることにもなる。

 外食産業の発展を推進していく上で、「2つの能力」を早急に強化すべきだとしている。外食産業の企業が市場の要求を満たすための能力強化と、政府の公共サービス部門の能力強化だ。(c)CNS/JCM/AFPBB News