【7月3日 CNS】近頃、ある「アクシデント」が中国のインターネットで話題となっている。6月27日午前、江西（Jiangxi）省から来た観光客の費さんという女性は、雲南（Yunan）省瑞麗（Ruili）市姉告（Jiegao）のヒスイ店「玉城（Yucheng）」で、額面30万元（約500万円）のヒスイのブレスレットを試着中、誤って地面に落として割ってしまった。ショックのあまり、費さんは卒倒。居合わせた人々が救急車を呼び、手当てを受けた。

　当初、示談で解決しようと、関連部門へ苦情や調停を申請することはなかったが、当事者間での示談は不調に終わった。姉告公安支局と国境交番は通報を受け、公安、市場監督管理、旅行等の部門が直ちに調停手続きに入った。調べによると、これは単なる偶発的な事故であり、購買の強要や詐欺、脅迫、誘導など関連法律・法規に違反する行為はないと判断された。

　調停に際し、売り手側の林氏は雲南省ジュエリー玉品質監督検査研究院発行の「天然ヒスイアクセサリー合格証書」を提示。また、瑞麗市宝玉石協会評価専門委員会の専門家も調停に加わり、ブレスレットの評価額を最終的に18万元（約298万円）とした。

　瑞麗市委員会宣伝部担当者によると、何度も調停を重ねたが当事者双方が賠償条件で一致せず、民事訴訟に進むことになった。(c)CNS/JCM/AFPBB News