【6月28日 AFP】20か国・地域(G20)首脳会議が来週開催されるドイツ北部の港湾都市ハンブルク(Hamburg)で、首都ベルリン(Berlin)の警察官200人以上が、パーティーで酒に酔ってどんちゃん騒ぎを繰り広げ、公然とセックスするなどしたため、帰任を命じられた。

 ベルリンに配属されていた警官220人は、来月7日から8日にかけて開催されるG20の期間中における治安維持のための応援でハンブルクに派遣されていた。G20の間、同地には反グローバリゼーションを掲げるデモ隊数万人が集まると見込まれている。

 だが地元メディアが27日に報じたところによると、警官たちは職務に臨む前に、宿泊施設でどんちゃん騒ぎを開いてしまった。一部の警官は公然とセックスを行ったり、フェンスに向かって集団で小便をしたり、武器を手にストリップダンスを繰り広げたりしたという。

 地元紙「B.Z.」は、「ある女性警官がバスローブ1枚を羽織っただけという格好で武器を手にテーブル上で踊っているところが目撃された」と報じ、午前6時半に終了したというパーティー後、散らかった食堂で酒を手にポーズを取る警官たちの写真を掲載した。

 公共放送「RBB」が報じたところによると、少なくとも警官1人が同国西部ブッパータール(Wuppertal)から派遣された警官との殴り合いのけんかに関与したという。

 ベルリン警察はツイッター(Twitter)上で今回の騒ぎを認め、ハンブルクに送られた応援部隊が、任務完了を待たずして任務を解かれたとの報告があったと投稿。「その理由は現地の宿泊施設での不祥事だ」と述べた。(c)AFP