刑務所でストリップショー、刑務官に停職処分も 南アフリカ
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【6月27日 AFP】南アフリカ・ヨハネスブルク(Johannesburg)にある警備が厳重な刑務所で先週、受刑者のためにストリップショーが行われたことが分かり、当局は26日、刑務官13人の停職処分を検討していると明らかにした。
この問題は、オレンジ色の囚人服を着た受刑者らが、黒いコルセットにロングブーツを身に着け、肌をあらわしにした女性たちと並んでいる写真がソーシャルメディア上で拡散したことで発覚した。中には上半身が裸の受刑者もいた。
当局者らによると、写真はヨハネスブルク矯正センター(Johannesburg Correctional Centre)で今月21日に撮られたもの。拍手をする大勢の受刑者の前で女性2人が上半身裸の受刑者を触り、ハグする様子も写っており、いくつかの写真には刑務官の姿もある。
矯正センターの当局者によると、ストリップショーは、1976年のソウェト(Soweto)蜂起で犠牲となった学生を追悼する「ユース・マンス(Youth Month)」に合わせて行われたもので、外部の業者が企画したという。
この当局者は「ストリッパーを施設内に入れるべきではなかった」と述べ、「(性的に)露骨な娯楽は警備上の明確な違反であり、こうした行為は許容できない」と批判した。
この刑務所には、殺人や強盗、レイプなどの罪を犯した凶悪な犯罪者が複数収監されている。(c)AFP/Sibongile KHUMALO