「ハリー・ポッター」誕生20年、数字で見る魔法の世界
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【6月26日 AFP】長編児童小説「ハリー・ポッター(Harry Potter)」シリーズ第1作の出版から26日でちょうど20年となった。同シリーズを出版するにあたり英国人作家J・K・ローリング(J.K. Rowling)さんは当時、数年にわたって何度も不採用通知を受け取ったという。
「ハリー・ポッターと賢者の石(Harry Potter and the Philosopher's Stone)」から始まった魔法使いの物語は、人気のシリーズとなり、映画や舞台劇、さらには世界各地にテーマパークや常設展示までが展開されるに至った。
この世界的な社会現象をもたらしたハリー・ポッターシリーズの20年を数字で追ってみる。
■小説7作品
「ハリー・ポッター」シリーズは、1997~2007年に出版された全7作品からなる。それぞれの作品では、主人公のハリーが在学する魔法学校を舞台に描かれている。
ストーリーは、1991年の夏に11歳のハリー・ポッターがホグワーツ魔法魔術学校(Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry)に入学するところから始まる。
■映画8本
小説7作品はそれぞれ映画化され、計8本の映画が制作された。最終巻の「ハリー・ポッターと死の秘宝(Harry Potter and the Deathly Hallows)」は、映画では2部構成となった。
■舞台劇
2016年7月には、英ロンドン(London)で舞台劇「ハリー・ポッターと呪いの子(Harry Potter and the Cursed Child)」が上演された。2時間半にわたるこの作品では、主人公のハリーが成人して子ども3人の父親となっている。
■世界200か国79言語
7巻からなるこの長編小説は、世界200か国79言語に翻訳され、全発行部数は4億5000万冊を超える。
ローリングさんが、1500ポンド(約21万円)の契約でようやく出版にこぎつけた「賢者の石」の初版発行部数は1000冊だった。この初版本は現在、入手困難なコレクターズアイテムとなっている。