中国・四川省で土砂崩れ、少なくとも5人死亡 120人以上が行方不明
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【6月24日 AFP】(更新)中国南西部・四川(Sichuan)省で24日午前6時(日本時間同7時)ごろ、土砂崩れが発生し村がのみ込まれ、これまでに少なくとも5人が遺体で発見され、120人以上が行方不明になっている。現在、救助活動が進められている。
一方でこれまでに夫婦と赤ちゃんの3人が救助され病院に搬送された。4人目の生存者も確認されているが、救助隊はこの男性のもとにはたどり着けていないという。
国営新華社(Xinhua)通信は、アバ・チベット族チャン族自治州(Ngawa Tibetan and Qiang Autonomous Prefecture)の「山の一部」が崩れたと報じた。
同州茂県(Maoxian)当局によると、山腹が崩れて川が2キロ、道路が1.6キロにわたって土砂で埋め尽くされ、新磨(Xinmo)村の住宅40棟以上が土砂に埋まった。
国営メディアは当初、141人が生き埋めになったと伝えていたが、その後120人以上が行方不明になっていると情報を修正した。修正の理由については説明していない。
救助活動の指揮を執る現地当局者は、この地域で起きた土砂崩れとしては2008年の四川大地震の時以来の大規模なものだと語った。
地元の警察官は国営中国中央テレビ(CCTV)に対し、現地ではここ数日、強い雨が降っていて、それが今回の土砂崩れを引き起こしたと語った。中国の地方や山岳部は土砂崩れが多く、豪雨の際は特にその危険が高まる。(c)AFP/Ludovic EHRET