引退間近のボルト、世界陸上の前哨戦としてモナコのレースに出場へ
このニュースをシェア
【6月22日 AFP】五輪で計8個の金メダルを獲得した陸上界の王者、ウサイン・ボルト(Usain Bolt)が、ダイヤモンドリーグ2017(IAAF Diamond League 2017)第11戦モナコ大会(Herculis EBS)の男子100メートルに出場することになった。大会主催者が21日に発表している。
ジャマイカ出身のレジェンドで現役最後のシーズンに臨んでいるボルトは、今年8月5日に開幕する引退試合の第16回世界陸上ロンドン大会(16th IAAF World Championships in Athletics London)に向けて、モナコでのレースでウオームアップを行うことになった。
100メートルの世界記録保持者(9秒58)であるボルトは今月、母国キングストン(Kingston)で臨んだ今季初レースで、同種目を10秒03のタイムで優勝。同28日には、オストラバ・ゴールデン・スパイク(2017 Ostrava Golden Spike)でも走る予定となっている。
世界陸上の100メートルが最後のレースとなる30歳のボルトは、五輪の100メートルと200メートルで3連覇を果たしたが、2008年北京五輪の4×100メートルリレーのタイトルは、今年1月にチームメートであるネスタ・カーター(Nesta Carter)のドーピング違反で失格となり、獲得した金メダルは合計9個から8個になった。(c)AFP