ブリュッセル中央駅で爆発、容疑者射殺 テロと断定
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【6月21日 AFP】(更新)ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)の中央駅で20日、爆発があり、容疑者の男が兵士に射殺された。検察当局は事件を「テロ」として扱っていると発表した。
記者会見した連邦検察当局によると、中央駅で午後8時半(日本時間21日午前3時半)ごろ、「小規模な爆発」が発生。容疑者は現場にいた兵士により即座に「無力化」された。容疑者以外にけが人は出なかった。検察の報道官はその後、AFPに「彼(容疑者)は死亡した」と明らかにした。
事件を受け、ブリュッセル中央駅に加え、近くの観光名所グランプラス(Grand Place)広場でも避難措置が取られた。目撃者によると、容疑者は「アラーアクバル(アラビア語で神は偉大なりの意)」と叫んでいたという。
駅職員は記者団に対し、「私が中二階におりていくと、誰かが叫んでいた。さらに続けて『アラーアクバル』と叫んで、手押し車を爆破した」と説明。
「爆発が起きたとき、私は壁の後ろにいた。下までおりていって他の職員たちに全員を避難させるよう伝えた。容疑者はまだ現場にいたが、その後は見ていない」と続けた。「爆発はそれほど大きくなかったが、衝撃はかなり大きかった。人々は逃げ出した」という。(c)AFP