中国リーグで両軍総出の大乱闘、オスカルの問題行為が引き金に
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【6月19日 AFP】中国スーパーリーグ(1部)、18日に行われた広州富力(Guangzhou R&F)対上海上港(Shanghai SIPG)の一戦で、ブラジル代表MFオスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)の行為を引き金に両軍総出の大乱闘が発生した。
過去にイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)で活躍し、現在は上海上港でプレーするオスカルは前半ロスタイム、広州富力の選手に向かって2度立て続けにボールをキック。味方選手に対して故意にボールを蹴ったとみた広州富力の選手がオスカルをピッチに押し倒すと、両軍ベンチから選手、コーチングスタッフが飛び出す事態に発展した。
この乱闘騒ぎで両チームから1人ずつが退場処分、計3選手にイエローカードが出された試合は、最終的に1-1の引き分けで終了。この結果、リーグ2位の上海上港と首位を走る広州恒大(Guangzhou Evergrande)の勝ち点差は4となっている。なお、オスカルにけがはなかった。
上海上港を率いるアンドレ・ビラス・ボアス(Andre Villas-Boas)監督は試合後、6000万ユーロ(約74億円)の移籍金で1月からチームへ加入した25歳のオスカルについて「ただ熱くなっていただけだ」とコメントしている。(c)AFP