【6月18日 AFP】総合格闘技大会「UFC(Ultimate Fighting Championship)」は17日、シンガポールで女子バンタム級の試合が行われ、ホリー・ホルム(Holly Holm)はベチ・コヘイア(Bethe Correia)から3回KO勝ちを収め、連敗を3で止めた。

 19か月ぶりとなるアジア開催でのUFCでメインイベントに選ばれた一戦だったが、ゆっくりと試合に入った両者は2ラウンドまでほとんど打ち合うことがなく、集まった観客からはブーイングが浴びせられた。

 それでも迎えた第3ラウンド、ホルムは冷やかしに応えるかのようにハイキックでコヘイアをマットに倒し、最後はパンチでKO勝ちを収めた。

 試合後のインタビューでホルムは、「狙い通りの一発を決めて、終わらせることができた。向こうがじれてくるのはわかっていたし、それであのハイキックを入れるチャンスができた」と話した。

 ホルムは2015年、同じような形で当時無敗のスター、ロンダ・ラウジー(Rhonda Rousey)から金星を挙げ、ラウジーに立ち直ることのできない敗戦を味わわせた。

 しかし、その試合で総合格闘技10戦無敗を記録したホルムもそこからは苦しみ、3連敗を喫していた。(c)AFP