線路での「自分撮り」取り締まり、死亡事故相次ぐスリランカ
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【6月14日 AFP】スリランカの鉄道当局は13日、海岸沿いを走る線路上で12歳の少年、および男性2人が自分撮り(セルフィー)をする最中に死亡した事故を受け、自分撮りの取り締まりを行うと発表した。
この少年と24歳の兄は11日、同国の最大都市コロンボ(Colombo)を走る線路上の眺めの良い場所で自分撮りをしていた際に死亡した。警察によると、少年の首が切断され、頭部は車両の間につかえていたという。
これとは別に同日、同じ路線の別の場所で男性1人が新妻と一緒に自分撮りをしようとして死亡した。女性は重傷を負い、集中治療を受けている。
鉄道当局の報道官によると、スリランカでは今年に入ってから鉄道事故で28人が死亡しており、その多くが携帯電話絡みの原因によるものだったという。
この報道官はAFPの取材に対し「われわれは今週キャンペーンを開始し、線路上を歩いたり、動いている列車の前でセルフィーを撮影している人を逮捕するために保安要員を配置している」と語った。
警察によると、犠牲者のほとんどはコロンボで休暇を過ごしに来た国内旅行者で、インド洋(Indian Ocean)を背景に自分撮りを撮影しようとして事故に遭った。(c)AFP