米、アフガンへ数千人増派か トランプ氏が国防総省に権限
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【6月14日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が国防総省に対し、アフガニスタンに駐留する米軍部隊の規模を決める権限を与えたことが分かった。米当局者が13日明らかにした。数千人規模の増派につながる可能性がある。
当局者は匿名を条件に、ジェームズ・マティス(James Mattis)国防長官がアフガニスタンへの派兵規模を決定する権限を付与されたとの一連の報道を認めた。具体的な増派数は決まっていないという。
当局者は、イラクとシリアでのイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」掃討戦のためにトランプ大統領が承認した制度変更に言及し、ホワイトハウス(White House)は両国に関する措置と同じように「派兵規模を決める権限を国防長官に付与した」と説明した。
バラク・オバマ(Barack Obama)前政権下では、アフガン、イラク、シリアへの派兵規模はホワイトハウスによって厳密に管理されており、現場の指揮官らからこの制限が足かせとなっているとの不満が出ていた。
報道によれば、マティス国防長官は米軍と北大西洋条約機構(NATO)合わせて3000~5000人規模の増派を検討しているとされる。ただ、マティス氏本人はこの件についてほとんど言及していない。
アフガンに駐留するNATO軍を率いるジョン・ニコルソン(John Nicholson)司令官は2月、こう着状態にある戦況を打破するためには「数千人」の増派が必要だと訴えていた。(c)AFP