ワウリンカ、クレー王者の帰還に感嘆「ナダル史上最高だった」
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【6月12日 AFP】男子テニスのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が11日、全仏オープンテニス(French Open 2017)で10度目の優勝を飾ったラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は全盛期の力を取り戻したと語った。
大会第3シードのワウリンカは同日、ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)で3年ぶり2度目のタイトル獲得を目指したが、第4シードのナダルに2-6、3-6、1-6で敗れた。
グランドスラムの決勝で初めて黒星を喫したワウリンカは「彼がこれまでで最も良いテニスをしているのは間違いない。それもここだけの話ではない」とすると、「今年の初めから彼はより攻撃的にプレーし、ベースラインから近いところに立っている」と語った。
「間違いなく今までの中でもベスト。だからこそ、彼は再びこれだけ勝っているんだ」
ワウリンカはまた、ナダルとクレーコートで対戦するという精神的な試練が、完敗する大きな要因になったという。
ワウリンカは「彼はクレーで自身最高レベルのプレーをしている。5セットマッチで彼とプレーするのは、本当に難しい挑戦になる」とした上で「私もベストのテニスはできなかった。ショットの選択に少しためらいがあった」と振り返った。
「ラファと対戦するときに、ためらってしまったらそこまで。半秒でもちゅうちょすれば手遅れなんだ」
「体力的には調子が良かったが、精神的にはタフだった」 (c)AFP/Martyn WOOD