タップリットがベルモントS制覇、エピカリスは出走取り消し
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【6月11日 AFP】米国競馬のG1レース、第149回ベルモント・ステークス(149th Belmont Stakes、3歳、ダート約2400メートル)が10日、米ニューヨーク(New York)州エルモント(Elmont)のベルモントパーク競馬場(Belmont Park)で開催され、ホセ・オルティス(Jose Ortiz)騎手騎乗のタップリット(Tapwrit)が優勝した。
米三冠の3戦目でオッズが6倍となっていたタップリットは、本命場のアイリッシュウォークライ(Irish War Cry)を最後の直線で差しきった。
トッド・プレッチャー(Todd Pletcher)氏が調教師を務めるタップリットは完璧なタイミングで末脚を披露して快勝を飾り、栄誉と賞金80万ドル(約8800万円)を手にしている。
昨年のレースではクリエイター(Creator)に騎乗したイラド・オルティス(Irad Ortiz Jr.)騎手が優勝を果たしており、兄弟によるベルモント・ステークス連覇が達成されている。
3着にはパッチ(Patch)、4着にはゴームリー(Gormley)が続いた。
第143回ケンタッキーダービー(143rd Kentucky Derby、3歳、ダート約2000メートル)を制したオールウェイズドリーミング(Always Dreaming)と第142回プリークネスステークス(142nd Preakness Stakes、3歳、ダート約1900メートル)を制したクラウドコンピューティング(Cloud Computing)がいないレースは、日本馬のエピカリス(Epicharis)の突然の出走取りやめでさらに魅力を欠いた。
エピカリスは週中から右前脚に問題を抱えて調教を行えず出走が危ぶまれていたが、獣医の診断でレースには適さないと判断された。
萩原清(Kiyoshi Hagiwara)調教師は、「深刻な問題ではなかった。チームはここ数日、出走に向けて全力を傾けてくれた。エピカリスのファンの皆様には大変申し訳ないが、本日出走できないという事実には向き合わざるを得ない」との声明を発表している。(c)AFP