【6月11日 AFP】ロシア首都モスクワ(Moscow)近郊で10日、少なくとも4人を射殺した男が民家に立てこもる事件が発生し、警察が大規模な作戦を開始した。容疑者の動機は今のところ明らかになっていない。

 殺人事件の捜査を開始した連邦捜査委員会(Investigative Committee)によると、モスクワの南東にある村クラトボ(Kratovo)で、50歳の男が自宅から住民らに向けて発砲した。1人が病院で死亡したほか、現場で3人の遺体が見つかったという。この他に国家親衛軍の1人が負傷した。

 モスクワ地区警察報道官は国営ロシア通信(RIA)に対し「4人が死亡した」と語った。国営テレビ局が放送した映像では、背景に警察が取り囲んでいる林が見え、銃声も聞こえた。(c)AFP