【6月7日 AFP】英ロンドン(London)で3日夜に発生し、7人が死亡、48人が負傷した襲撃事件で、英警察は7日、新たに30歳の男を拘束したと発表した。

 警察は、事件の実行犯のうちの2人が暮らしていたバーキング(Barking)にほど近いロンドン東郊のイルフォード(Ilford)で男を拘束した。

 警察は現在、男2人の身柄を拘束。この他に12人が事件後に拘束されたものの、これまでに釈放されている。

 事件では犯人らがロンドン橋(London Bridge)で車を歩道に突っ込ませて歩行者をはねた後、近くのバラ・マーケット(Borough Market)で飲食店の客を刃物で襲った。

 警察は実行犯3人の身元について、モロッコ系イタリア人のユセフ・ザグバ(Youssef Zaghba)容疑者(22)、パキスタン生まれで英国籍を持つクラム・シャザド・バット(Khuram Shazad Butt)容疑者(27)、モロッコとリビアの国籍を持つと自称していたラシド・レドゥアン(Rachid Redouane)容疑者(30)の3人と特定している。

 この事件をめぐっては、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出している。(c)AFP