ACL準々決勝のカタール開催中止に、国交断絶が影響
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【6月7日 AFP】アジア・サッカー連盟(AFC)は6日、アル・アハリ(Al-Ahli Saudi SC、サウジアラビア)対ペルセポリスFC(Persepolis FC、イラン)のAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2017)準々決勝第2戦は、中東地域における緊張の高まりを受け、当初予定されていたカタールでは試合を行わないと発表した。
サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、エジプト、イエメンは、「地域の不安定化を目的に」過激主義組織を援助しているとして、カタールとの国交断絶に踏み切った。この影響で一部の空路は封鎖され、外交官は国外退去させられている。
第1戦が8月、第2戦は9月に予定されているが、今回の決定により中立地の再選定が必要となった。
AFCのウィンザー・ジョン(Windsor John)事務局長は「これまではイランがオマーンを、サウジアラビアがカタールを中立地に選んでいた。しかし今は新たな展開を迎えているので、サウジアラビアは別の中立地を提案しなければならない」と話している。
ジョン事務局長は、新たな中立地は2週間かけて決定され、サウジアラビアとイランでは試合は行われないとしている。(c)AFP