【6月5日 AFP】サッカー国際親善試合は4日、各地で行われ、オランダは5-0でコートジボワールを下し、来週行われる2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選の重要な戦いに向けて、勢いをつけた。

 オランダは欧州予選で苦しんでおり、勝ち点13でグループAの首位に立つフランスを同6差で追い掛けている。組2位には同10でスウェーデン、3位には同9でブルガリアが続いている。

 ディック・アドフォカート(Dick Advocaat)新監督が先月30日に就任したばかりのオランダは、フレッド・フリム(Fred Grim)アシスタントコーチが暫定指揮官となり、元ベルギー代表指揮官のマルク・ヴィルモッツ(Marc Wilmots)監督率いるコートジボワールをロッテルダム(Rotterdam)で迎え撃った。

 オランダは、相手守備陣のミスに乗じてヨエル・フェルトマン(Joel Veltman)の2得点とアリエン・ロッベン(Arjen Robben)のPKで3点をリードしてハーフタイムを迎えると、後半にはデイヴィ・クラーセン(Davy Klaassen)とフィンセント・ヤンセン(Vincent Janssen)が追加点を挙げた。

 自身3度目となる代表指揮官の座に就いたアドフォカート新監督は、9日に行われるルクセンブルクとの欧州予選で初陣に臨む。

 首位フランスは同日に敵地でスウェーデンと対戦することを受けロッベンは、「フランスがスウェーデンに勝つことを祈らなければ。もしルクセンブルクに勝てれば、プレーオフに続く2位の座を手にする可能性が残る」とコメントしている。

 アドフォカート新監督とアシスタントコーチのルート・フリット(Ruud Gullit)氏は、年末までの契約にサインしており、オランダサッカー協会(KNVB)は今回の契約が「短期的な」救援作戦だとしている。

 フリム氏は試合後、「アドフォカートは火曜日(先月30日)に着任した。彼のために地固めをしっかりできたと思っている。金曜日(9日)の絶対に勝たなければならないルクセンブルク戦に向けて自信をつけることができた」とコメントしている。(c)AFP