「私たちは機械じゃない」全仏OP8強のナダル、主審を強く非難
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【6月5日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2017)は4日、男子シングルス4回戦が行われ、準々決勝進出を果たした大会第4シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、この日の試合で「機械」のように扱われたとして主審を務めたカルロス・ラモス(Carlos Ramos)氏を非難した上で、自身はプレースピードを上げる取り組みの一環で不当に標的にされているとの考えを示した。
大会第4シードのナダルは同日、第17シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)を6-1、6-2、6-2のストレートで下し、ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)で史上最多に並ぶ11度目の8強入りを決めた。
しかし、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が誇るベスト8の記録に並んだ喜びは、ラモス氏への厳しい非難によって影を潜めた。ラモス氏は同日、スロープレーを理由に第1セットと第3セットの2度にわたってナダルに警告を与えていた。
ポイント間の時間を最大25秒と規定するルールにたびたび抵触している31歳のナダルは「いいプレーがしたいのなら、選手には一息つく時間が与えられなければならない。私たちは思考能力のない機械ではない。これが私の考えだ」とコメントした。
「でも審判は、ある意味私の誤りやミスを探そうとしていると思う」
四大大会(グランドスラム)14勝のナダルはまた「ある審判は書き取って記録するなど、特定のやり方で試合を裁いているが、他の審判はまた別のスタイルを持っていたりする」と主審によって厳格さに違いがあるとの問題点も指摘している。
ナダルは次戦、準決勝進出を懸けて第20シードの同胞パブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)と対戦する。(c)AFP/Dave JAMES