カブール市内の葬儀で爆発、7人死亡 119人負傷
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【6月4日 AFP】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)市内で3日、葬儀会場で数回の爆発があった。保健省報道官がAFPに語ったところによると、この事件で少なくとも7人が死亡、119人が負傷した。
複数の目撃者によると、埋葬の最中に爆発が連続して3回起きた。目撃者の一人は、爆発で「木っ端みじんに吹き飛んだ」遺体が事件現場の墓地に散乱していたと話した。
死亡したのは有力上院議員の息子で、2日に政府の治安対策を批判するデモを行っていた際に路上で治安部隊と衝突して死亡した4人のうちの1人だった。葬儀にはアブドラ・アブドラ(Abdullah Abdullah)行政長官やサラフディン・ラバニ(Salahuddin Rabbani)外相ら政権幹部も参列していたが、けがはなかった。
犯行声明はこれまでのところ出ていない。アフガン最大の武装勢力である旧支配勢力タリバン(Taliban)は関与を否定する声明を出した。
カブールでは先月31日、各国大使館が集中している市内中心部で、トラックを使った爆弾攻撃で少なくとも90人が死亡、約400人が負傷し、首都で起きた攻撃としては2001年以来最悪となった。3日の事件でこの週に死亡した人は101人となり、治安悪化は新たな暴力の連鎖を生む恐れがある。(c)AFP/Emal HAIDARY